
福岡競艇場といえば「難水面」と思われる方も多いでしょう。
今回は福岡競艇場について、レース傾向が大きく変わるニュースを2つ、ピックアップして解説します。
- 待機行動時間の短縮
- うねりが発生しづらくなる
ぜひ今回の記事を読んで、これからの福岡競艇場についてレース傾向を抑えておきましょう。
この記事でわかること
待機行動時間が10秒短縮!1分50秒から1分40秒に
日頃よりボートレース福岡をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。
ボートレース福岡では、選手間のコース取りの活性化を図り、ファンの皆様へエキサイティングで魅力的なレースをご提供するため、
待機行動時間を変更いたします。〇変更時期
令和3年8月24日(火)開催の「スポーツクラブルネサンス杯」から〇待機行動時間
1分50秒から1分40秒へ短縮 ※10秒短縮今後ともボートレース福岡をよろしくお願いいたします。
福岡競艇場の公式サイトで、8月13日に『待機行動時間の変更』についてのニュースが更新されました。
待機行動時間とは、ピットアウトからスタートの瞬間までの時間を指します。
ボートレースを見ていると、ファンファーレとともに選手がピットアウトし、スタートを切るまで時間があることにお気づきかと思います。
そのピットアウトからスタートの瞬間までの”待機行動時間”が変更されると、レースにどのような影響が出るのでしょうか。
それでは、8月24日(火)の開催から変更される、福岡競艇場の待機行動時間についてお話しします。
待機行動とは?
冒頭でも触れた通り、そもそも待機行動とは、ピットアウトからスタートの瞬間までを指します。
ボートレースでは、1号艇から順番に1コース、2コース…と入るわけではなく、自由にレーサーがコースを選択できます。
1分50秒〜1分40秒という待機行動の時間内に、選手達のコース取りなど、心理戦が繰り広げられているということです。
また待機行動では、ピットアウトから2マークと1マークの間にある、小回り防止ブイまで全速走行がルールで定められています。
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待機行動時間が10秒短縮で前付けする選手が有利に
待機行動の時間が1分50秒か1分40秒に変更と、たった10秒で、レースにどのような影響があるのでしょうか。
大きな影響として、挙げられるのは「前付けする選手が有利になる」ということです。
前付けとは、待機行動中のコース取りの際に、外枠の選手が他の前に艇をつけ、インコースを取ろうとする戦法です。
ただインコースを取ると、スタートまでの助走距離が短くなり、スタートが難しくなるというデメリットもあります。
しかし待機行動時間が短縮されるということは、助走距離が短くなる前にスタートができるようになるということです。
つまり、前付けした選手のスタートが深くなる前にスタートできるため、前付けする選手にとって有利なレースになりやくなります。
浚渫工事により福岡特有”うねり”がなくなる
ボートレース福岡は今、水面底に溜まった土砂を取り除く浚渫工事をしているペラ⛑⛏
作業船が入ってくるので、競走水面と川の仕切りがないペラ!なかなか見れない光景ペラ〜👀✨
作業員の皆様、熱中症に気をつけて頑張ってくださいペラ!!
#ボートレース福岡 #場内にいたカニ #ペラ坊はバカンス中 pic.twitter.com/RhGeZWFFfT— ボートレース福岡【公式】 (@fukuokaboatrace) July 14, 2021
福岡競艇場では今年の6月末から、約1ヶ月半にわたる浚渫(しゅんせつ)工事が行われていました。
浚渫工事とは、福岡競艇場の横を流れる那珂川から、競走水面に流れ込んだ土砂やヘドロを取り除く工事です。
福岡競艇場といえば特有のうねりが1番に挙げられますが、今回の工事で水面が安定したとのこと。
さらに今回、例年よりも深く掘り下げたため、さらに水面の安定性が増したといいます。
福岡支部所属の枝尾賢選手も、今回の工事に対して、
と、コメントを残しています。
うねり撲滅には運営側も一役買っている!?
福岡競艇場の”うねり”撲滅には、運営側も一役買っているようです。
福岡競艇場のうねりの原因のひとつである、観光船やジェットスキー。
この観光船やジェットスキーが競走水面の横を通るときに、波が流れ込んでくることでうねりが発生します。
福岡競艇場では今年4月、船の渡航に合わせてレースの開始時間を遅延し、波が収まるのを待って、レースを行っています。
これにより、うねる原因のひとつであった観光船やジェットスキーによる波がなくなり、以前よりもうねりが緩和されています。
福岡支部所属の瓜生正義選手も、
とコメントしています。
【まとめ】イン逃げが多くなると予想!他にもまくりや差しにも注目
今回は福岡競艇場についてのニュースを2つ、ピックアップして解説しました。
レース傾向が変わると予想される福岡競艇場。
2つのニュースと、それによるレース傾向についてしっかり抑えましょう。
ニュースから予想する福岡競艇場のレース傾向
待機行動時間の短縮
- スタートが深くなる前にスタートできるためイン逃げが増える
- 前付けする選手のスタートが深くなりにくく有利になる
うねりがなくなる
- 全速でターンがしやすくなり、まくり・差しが決まりやすくなる
- インコースから高速ターンができるからイン逃げ率も高くなる
年末に開催される、クイーンズクライマックスや一般競走など、ぜひこれからの舟券的中に、お役立てください。